闇の戦い

本・シリーズの基本情報

タイトル	闇の戦い
著者	スーザン・クーパー
訳者	浅羽　莢子
出版社	評論社
カテゴリ	ファンタジー
タグ	ローファンタジー, 探求, 魔法使い
ステータス	完結

《闇の戦い》とは

『闇の戦い』とは、スーザン・クーパーによる全４巻＋外伝（実質0巻）の長編ファンタジー小説。

普通の社会の裏で行われてきた、＜古老＞と呼ばれる光の使者と、闇の勢力との因縁の戦いを描く。

ケルトやアーサー王、ウェールズやコーンウォールの伝承なども下敷きとしたロー・ファンタジー。

著者略歴

スーザン・クーパー　1938-

イギリス生まれのファンタジー作家。オックスフォード大学に進学しジャーナリストとして活動した。結婚後にアメリカに移住し、闇の戦いシリーズを書き上げた。闇の戦いシリーズ以後はテレビや映画、舞台の脚本や児童書などを執筆している。

世界観・あらすじ

世界観

• はるか昔より争う<光>と<闇>。一般社会の裏で争う2つの勢力。
• <光>の勢力として戦う、力持つものは<古老>と呼ばれ、<闇>と戦い、<闇>の支配を防いできた。

あらすじ

＜闇＞の寄せ手が攻め来る時
六たりの者、これを押し返す
輪より三たり、道より三たり
木、青銅、鉄、水、火、石
五たりは戻る　進むはひとり

11歳の誕生日に＜古老＞として目覚めたウィル。古詞のとおりに６つのしるしを集め、闇への備えを行っていく。

主な登場人物

ウィル・スタントン　6人兄弟の末っ子。11歳の誕生日に古老として目覚め、闇と戦う。

メリマン・ライオン　ウィルの師。長年闇と戦ってきた。

既刊一覧

１巻　光の六つのしるし

11歳の誕生日に〈古老〉としてめざめた少年ウィル。いにしえより続く<光〉と〈闇〉の戦いが、最後の〈古老〉を待っていた…。いま、壮絶な戦いの幕が開く。

２巻　みどりの妖婆

盗まれた聖杯を追っていった地で〈光〉の使者たちは、奇妙な祭りに出会う。サンザシの枝で作られる〈みどりの妖婆〉。祭りの宵、荒魔術が解き放たれる…。

３巻　灰色の王

ウィルの前に現れた、白髪の少年ブラァン。果たして彼は味方なのか？銀の目をもつ犬カーヴァルに導かれ、いにしえの魔法を秘めた山へ…。★ニューベリー賞

４巻　樹上の銀

ついにおとずれた〈闇〉との最終決戦。運命を担うたった六人の〈光〉の仲間を襲う試練。希望はどこに見いだせる…？時と伝承の織りなす壮大なファンタジー。

外伝　コンウォールの聖杯

ドルウ家の三人の子どもたちは、古い屋敷の屋根裏部屋から七百年前に書かれたアーサー王伝説をめぐる秘密の古文書を発見する。しのびよる黒い影、危険に巻き込まれながらアーサー王実在のあかしの聖杯を探し出す子どもたちの物語。

※２巻の前に読むのを推薦

映像化

ザ・シーカー 光の六つのしるし

2007年に第一作である「光の六つのしるし」を映画化。監督はデヴィッド・L・カニンガム